12月
21st
水
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マイクロファイナンスの基本原則は、「借り手が銀行に借りに行くのではなく、銀行が借り手(顧客)のところまでお伺いする」というものだ。銀行 は、借り手を顧客であり、最重要ステークホルダーとして認識する。この主客関係の逆転、生活者目線こそ、マイクロファイナンスのようなオペレーションを可 能にした。単に低所得層の人々向けの金融商品を考え、顧客を増やそうとするだけでない。なぜ顧客が低所得に陥っているかを分析し、彼らの「願望」を偏見な く読み解いていく。
その理由が、「低所得層の人々が住む地域には仕事がないこと」と分かれば、なぜ仕事がないのか、というさらに深い部分に着手していく。そして、 「借り手の元に銀行が行く」ことを実現するため、数多くのフィールドオフィサーが遠隔地の農村部を走り回る。そのためのオペレーションが構築され、コスト 削減と効率化が要求される。通常の銀行では、決して発想が浮かんでこないアイデアである。